一般社団法人 西宮市歯科医師会

西宮市歯周病検診が始まります
澤田 隆
Q:西宮市歯周疾患検診についてですが、この健診はどういうものなのでしょうか

A:新規事業として西宮市から西宮市歯科医師会に委託された業務です。対象者は満40歳と50歳の市民の方々で、老人保健法の規定に基づき検診を実施いたします。今年6月1日から来年2月末日までの第2・第4土曜日に甲子園球場西隣の、西宮歯科総合福祉センターで行います。


Q:この検診を受けたい方はどうすればよいのでしょうか


A:市のほうから該当者には、はがきでお知らせが参ります。そのはがきを受け取られた方は、指定された月に健診を受けて頂くことになっております。


Q:受診料はいくらですか


A:負担金は1300円です。これは法律で規定されたものです。西宮市歯科医師会としましては、この負担金に十分見合った充実した内容で検診を実施いたします。


Q:40歳50歳を節目として検診をするというのはどうしてですか


A:40歳50歳は一般的に言って節目年齢です。歯にも節目年齢にそって変化が生じます。口の健康の曲がり角と言ってもいいかと思います。40歳50歳以降に歯周病に罹患する可能性が増えてきます。それにともない歯が喪失(抜けてなくなる)することが多くなります。歯周病の重症化が進むわけです。厚生労働省の歯科実態調査では、40歳前後の人で歯肉になんらかの問題がある人は80%を超えています。歯と歯茎の健康状態を歯周ポケットを指標として調べ、6mm以上で重症の歯周疾患と言われますが、40歳から50歳にかけて重症化が目立ってきます。60歳以降になりますとさらに歯周ポケットは深くなり、重症化の度合いは進み、歯が自然に脱落するようになります。60歳以降に口の中の健康状態をよく保つために、40歳50歳の時点で検診を受けていただき、自分の口の中の健康状態を把握することが重要かと考え、この年齢で検診を実施することとしました。


Q:検診を実施しているところでは長寿の人が多いと聞きますが

A:最近発表された平成12年度の市区町村別の生命表によりますと、現在行われている検診は医科検診が大半ですが、検診の実施率の高い地区では平均寿命、健康寿命ともに延びているようです。検診による早期治療が功を奏しているのではないかと考えられます。われわれとしましてもこの相関関係は看過できないものと考えます。今回歯科検診が加えられたことは、歯科保健の立場からも市民のみなさまの健康づくりに寄与できるのではないかと現在張り切って準備を進めているところです。


Q:検診を受けるということはそれほど大切なことなのですね

A:そのとおりです。歯の健康状態はご自身が口を開ければわかりますから、認識されやすいと思いますので定期的(できれば3ヶ月から6ヶ月に1度ぐらい)にかかりつけの歯科医院に気楽に受診されて相談を受けながら、ご自分の歯や歯茎の状態を知っていただくことは非常に重要なことかと考えます。